2007-01-01から1年間の記事一覧

バチ衿

着物には、広衿(上)、バチ衿(下の赤い着物)、棒衿があります。 広衿は普通の衿幅の2倍ある衿で首周りを半分に折って胸元は体形に合わせて衿幅を変える事ができます。着る時に衿の形を作るのでふんわりとした感じになります。 バチ衿は、三味線のバチにな…

忘年会で着物デビュー

ブライダル産業でアルバイトをしている学生さんのゆりちゃん、 京都、吉田山荘でのバイト先の忘年会に、着物で出席するようにと告げられ、数日前、相談に来ました。 あれやこれやと着物を合わせて、紺地に梅柄の小紋と帯を‥ 小物の組み合わせもゆりちゃんの…

ヒラオビーズのトンボ玉

毎月15日は、京都、百万遍、知恩寺の手つくり市。 8年ぶりに手つくり市にいってきました。 ここ数年の手作りブームで出店者が多く、現在は抽選で出店が決るらしい。 以前、きものっこは相棒のおとみちゃんと子のともちゃん、こっちゃんと出店。 15日が…

着物を羽織に‥

着物としては身丈が足りないものは、おはしょり部分や帯で隠れる部分を別布で継ぎ足し、作り直す方法もあるのですが、簡単に コート、帯、羽織のリメイクがお薦めです。 この羽織は地色がクリーム色の紬の着物でした。 上前にのおくみにしみがあったので、こ…

普段着になるまでのよそ行き綿着物

柿渋を引いた綿着物、少しパリッとした硬い感じなんですが、これも無地で着易い着物の一枚です。 きものっこは冬の外出でも、綿(少し厚め)の単を着ています。 綿を重ね着し、首周り、手首、を防寒するとたいへん暖かくなります。 冬に単?といわれますが‥ …

”染工房ふくた”さんの復活を願う!

きものっこがお世話になっています染工房「ふくた」さんが11月いっぱいで工房を閉じました。 もともとは 染工会社の染め部門を任されていていた”ふくた”さん。 経営難のために会社から外され、独立の形にされたもの、ハードで一方的な仕事内容は変わらず、…

色づいた銀杏の木

今日は、晴天。水色の空に黄色の葉っぱ。 きものっこのアトリエの庭は見上げると心が澄み切るような素晴らしい景色であります。 ここから嵐山の色づきも見えるのですが間近にみるこの一本の木の迫力は優る物がないと思います。 万華鏡で見てみたり、近くでお…

半襟

きものっこは、着物の生活なので着物補助品が必要です。 生活してみるといちいち細かい事を言ってられなくなりますし(性格かも)経済的にもたいへんです。 半襟は特に汚れやすい物ですし、泣いてしまうようなもの意外は正絹でも洗っています。 この半襟は綿…

黄色のつけ帯

昨日の天神さんの市は休日と重なった上天気にも恵まれ多くの人で賑わいました。 きものっこがお手伝いする「島田屋」は朝7時に開店です。 衣装ケースの中から着物や帯を取り出し陳列するのですが、いつまでも売れないで残っている彼らたちをみると同情を寄…

手甲

今もまだ手甲はお百姓さんには欠かせない仕事着の補助衣であるらしい。 ”きものっこ”もこの手甲が大好きだ。お祭用品としてもあるのですが、実用的なお百姓さん用は、農協さんに行くと売っているらしい。 冬”きものっこ”のアトリエは隙間だらけで寒いので、…

銀杏の木

一年に一時期だけ、きものっこのアトリエの庭はきれいになります。 この銀杏の葉っぱが地面を隙間無く埋めてくれるのです。 いつもならもう黄色に色づいているのですが、今年はまだ! これから目の覚めるような光景なっていきます。 春は地を割って出てくる…

”さかいまゆこ”の帯留め

”きものっこ”の友人”さかいまゆこ”さんは、明石市に住む陶芸家。 身体障害者の方に使いやすく温もりのある食器をと「のんちゃんの器」を製作しています。 クラフト系の彼女の器を見ると神戸っこである”さかいまゆこ”さんを再認識します。 1999年、兵庫県…

”きものっこ”の母

今日 11月18日は ミッキーマウスのバースディー! 「彼はいつまでも年をとらなくていい!」という、 ”きものっこ”の母の誕生日でもあります。 昭和8年11月18日、74歳、ミッキーと全く同じ生まれの京子さん。 学生時代、お雛様にパーマネントウエ…

自転車と着物

京都は自転車で走るのに程よい街です。 一方通行の碁盤の目の通り、あちこちの商店街、思はぬ袋小路、立ち止まったり、方向転換は、これに優るものはありません。そして環境問題のためにも 欠かせない乗りものです。 車で移動している時は、着物の不合理さは…

ピンクの着物と角出し

洋服党の愛ちゃんがきものっこに触発され着物を着て京都にやってきました。 待ち合わせの時間に遅れた理由は”これ” 何年かぶりのお太鼓も上手に結んで‥頑張ったようです! きものっこはとっても嬉しい~♪ アパレル関係のお仕事だけに小物のコーディネートも…

五つ紋の色無地

京都、鷹ヶ峰しょうざんでの姪の結婚式、きものっこは、本来なら、黒留袖か色留袖を着るべきでしょうが、五つ紋付色無地で出席、姪の門出を祝うことができました。 最近の結婚式はセレモニーというよりイベント、披露宴は長々の祝辞もなく、演出されたショー…

染め替えした着物

色を替える!で紹介しました染め替えした反物、仕立て終え、持ち主Hさんは、息子さんの七五三参りに着られました。 新品同様になり、”染工房ふくた”さんもご満足! 正絹の着物はこれができるから手放せません。 頂き物の着物を自分好みにどのように変えよう…

異国の帯

きものっこはエスニック調の物が好きです。 手仕事の温かみ、大胆な柄、価格、色落ちすること以外は魅力的な布でバティックやイカットなどはよく利用します。 日本の絣も好きなのですが、着てみると”おてもやん”状態になったようで‥ きりっとしたお顔立ちの…

衿の抜き加減

11月に入りやっと朝夕冷えるようになりましたが、日中は動くと汗ばむので着たり脱いだりの繰り返し。 ここ数日、衿は詰め気味で着てしまっています。 寒い!と感じると無意識に手が衿を詰めてきせているのです。 これとは逆に夏は抜かないとやってられません…

化繊の細帯

またまた朱実さん来訪。先日の銘仙かなりの評判、今日も帯を変えてこれを着ます。 この帯 某有名織物会社の化繊の帯、化繊を扱っているなんて思えない織屋さんですが量産していた時期の商品です。 さすがに織がしっかりしていますから安っぽくないし、締める…

ウールの細帯

昨日は、天神さんの市でした。 宵の明けに雨が降ったようで、お客さんの出足も心配していたんですが 平日にも拘らず、きものっこのお手伝いする島田屋には多くの方に おいでいただきまして、ありがとうございました。 今回はウールの反物をたくさん入荷して…

着物姿

「まぁ~素敵!」お茶会帰りの由美子さん登場です。 彼女は昔着物のコレクターでもあり、着こなしもお上手です。 この日のいでたちは菊の訪問着、一ツ紋紋が入っています。 袖丈は1尺4、5寸紅絹が袖振りからちらりと昔着物を漂わせておりました。 帯は今の…

羽織紐

忘れられていた羽織が昔着物のブームで再び着られるようになり、既成の長羽織もよく見かけます。 羽織丈も着る人の雰囲気で決めるのが一番! 背が低くても長いのが似合う場合もあり、この逆もあります。 ちなみに、きものっこは膝丈くらい。 羽織は室内でも…

日日のキモノ

きものっこのキモノ生活も10数年経ちます。 初期はIRO IRO SAMUEが日常着、お出かけ着は着物。 それから頂き物の着物の数の方が増えてしまったので、着物生活が主になり、機能的で無い着物とお付き合いしてきました。 まず、袖の振りと着物裾が邪魔!自転…

秋の香り

きものっこのアトリエの庭にも秋がやってきました。 忙しくしている間に銀杏がいっぱい!。 2001年の秋に初代ポメラニアンのポーが亡くってから銀杏の実がなりはじめ、ポーの命を引き継いだかのように、毎年たくさんの実を落すようになったのです。 それ…

着物から写し出される”らしさ”

着物を着るとその方の雰囲気をより一層に写し出します。 「着物きせて~」とやってくる朱実さん、夕方から、銘仙着物を着てちょっとお出かけ。 お顔立ちからも昔きものがよくお似合いです。 仰仰しくせずにある物を上手に組み合わせて自分らしさを表現する。…

着物のヒップライン?

着物を着るとき、上前幅を決め、下前身頃を入れ替え前裾線を決めます。 この時お尻で着物を支えるため体の線にピッタリと巻きつけて着てしまいます。 いき過ぎるとお尻の窪みやショーツの線まで写す出して顔を背けたくなってしまうことも‥ それに身幅もずれ…

松竹梅の花紋

きものっこは色無地が好きです。 紋付は”ぐし”(ぞべ、ともいい袖口、裾、衿などに入れる飾り躾)を入れて品高く、紋なしは組み合わせを自由に、生地の織、色を楽しめます。 「IRO IRO SAMUE」も色無地感覚で作ったものです。 下は姪の振袖、紗綾形綸子を染…

束ねた布たち

この数日、きものっこのアトリエでは着物や帯をほどした後の、まとめられた表地、八掛、胴裏が色とりどりではありますが散らかっております。 昨日、汚れた物数点を洗い張りに出し、残っているのは別の整理屋さんに近いうちに持って行きます。 写真左の反物…

黒留袖は重い!

年とともに重い衣類を身に付けると疲労感を感じます。 着物自体、300g~1kgあり、特に留袖は比翼仕立て(衿、裾、振り、袖口、に布を重ねて縫いつけ、二枚着ているように見せる仕立て方)なので1kg以上もあり、袋帯の圧迫感と重なり、身体に負担を…