衿の抜き加減

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11月に入りやっと朝夕冷えるようになりましたが、日中は動くと汗ばむので着たり脱いだりの繰り返し。
ここ数日、衿は詰め気味で着てしまっています。

寒い!と感じると無意識に手が衿を詰めてきせているのです。
これとは逆に夏は抜かないとやってられません!

女性の衿は抜かないといけないかのように思われていますが、これも好き好き。
きりっと詰めて着るのもかっこいいし、うなじを見せて抜くのも柔らかい感じで女性らしい。

ただ教育の場、弔事など、抜きすぎは禁物です。

抜く場合、衿合わせをして紐や小物類で固定させて維持します。
トイレに行った時に襦袢の背縫いを引っ張り抜きを調整するよいうにアドバイスするのですが‥
繰越(肩山と衿あきの位置の差、洋服でいうと後ろ衿あきの寸法)の寸法が影響してくるので緩く着たり、動いたりすると詰まってくるものです。

きものっこの場合、この更紗着物の繰越は普通より多めなのですが、そのまま着てこの詰まり具合です。
洋服と比べると衿を抜くという事がいかに不自然な状態であるかがわかります。


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