令和6年辰年、お寺さんに初詣
いつものお参りとは気持ちが違います
本尊さんにも 先祖さんに
ただただ手を合わせるだけてす
紫格子の紬に犬に竹笹の昔帯
梅に福の帯留〜
昔帯は幅も狭くて締めやすく、軽い〜
幅狭くて 締め心地も楽です
被災地の皆さんが安全に過ごせますよう
祈っております
今年もよろしくお願いします
若い頃 スーツを作ろうと買っていた広幅ウールグレンチェックの生地
長い間そのままになっていました 薄手の滑らかで、サラサラ生地 皺にもなりにくく〜
着物を作ろうと思いついた2000年頃 私の生活は毎日着物 動ける普段着物として改良着物を試作していました
このグレンチェックも
広幅を活かし腰より下は背縫いのない一枚 裏にはポリエステルの裏地を付けて補強!
立ったり座ったり
キモノズボンを穿いたりぬいだりですが背縫いの破れは気になりません
バス旅行にも活躍
着心地よく
軽くて
お気に入りの着物です
いつも細帯て簡単結びなので冬物片付け前に洗濯をしてトルソーの花子さんに着付けを〜
ちょっとおしゃれに男帯で太鼓風にしてみました
即興帯結び〜🎶
黒の紬に合わせた帯は シケ引染の塩瀬細帯 「染工房 ふくた」 さんに染めていただいたものです、
丈も幅も帯にするには難しいものなのですが きものっこは細帯を使いますから
何とか使えるだろうと仕立てたものです
幅3寸 丈6尺7寸 二巻して
片ばさみが結べます
以前は谷口さんにいただいた着物と合わせて こんな感じで
手触りも色も染めも 長さも丈も
きものっこにはいい!
大好きな帯です!
大切な方から譲り受けた大島
よく着させてもらいました
洗い張りをした後は
羽織に再生〜
ここ数年肌寒い春の日には これが活躍します
この羽織は襟幅が2分(4m位)広く
マチがありません〜
袖丈1尺1寸
袖付は9寸
身八口は2寸
袖口5寸
元禄袖
先輩たちは 羽織を脱がない衣としてましたが 空調設備の整った今では羽織は脱着するものとなりました
女性用の羽織はこれが結構大変です
着物と羽織の袖寸法が合っているか
振りをもって袖を通さないと引っかかる
など〜私にとっては面倒な事なのです
普段は男物羽織仕立てを着ているのですが…何だか綺麗なラインがでない〜
やはり身八口の振りの動きは必要かと
改めて思ったのです
ということです 気持ちばかり2寸の振りにしています
袖付けも9寸で長いので着物の袖が多少合わなくても大幅出ることはないかと思います
撚りのない糸で織って仕立てた羽織はいつもマチとの繋ぎ部分がスレます
いっそなことマチをとってしまい
マチ部分の重みもなくなります
畳みやすいし重なりがなく仕舞いやすい
襟付け部分 落とす布は修理の為に取っておきます
2020年12月京都アートステージ597さんで開催された
「ハックの家のアーティスト展」では面白い作品がならんでいました
その中に織り手さんが楽しそうに織っている様子が浮かんでくるような〜
風合い豊かな裂織が掛けられていていました
きものっこの笛の師匠美和子先生から
これを帯に提案との提案があり‥
長いけど切りたくない‥
柄は帯として考えてない‥
厚みがある‥
二人であれこれ考えて〜
毎年3月に「アートステージ567」
開催される東日本大震災復興チャリティー 笛吹き森美和子演奏会「朔の明」
で6メートルの裂織を切らずに結ぶことになりました
今回は三日間の演奏会 初日は緑色をお太鼓に 更地になってしまった被災地をイメージして〜
2日目は絆をイメージして結びを〜
3日目は花を咲かせ〜
まだまだ元の生活に戻らずに大変だと思いますが
きものっこも祈りを込めて〜