宮参りの祝着

きものっこの大好きな気立ての良い三人姉妹、
長女のマミちゃんに娘さんは一人、
次女のリエちゃんにも娘さんは一人、三女のミホちゃんには娘さん二人、

 

女の子合わせて4人、この祝着を宮参り、七五三参りと着られてきました。

 

七五三には祝着の広袖を窄め丸みを作り、肩上げ、身丈上げをして、
次のお嬢ちゃんの宮参りには元にもどし、この繰り返しを数回させてもらいました。

 

 
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亡くなられたお母さんがお孫さんのために用意されたこの祝着はひ孫ちゃんに‥
娘のマミちゃん、リエちゃん、ミホちゃんに用意された
一三参りの小紋、成人式の振袖も同じように
お孫さん(女の子4人)に受け継がれています、

 

今回は、長女マミちゃんの娘アイちゃんの赤ちゃん誕生で、
この祝着、またまた出番がやってきました。
三女ミホちゃんのお嬢ちゃんの三つ参りで
着たままになっているものを宮参り用にとの依頼です

 

宮参りの祝着は赤ちゃんを抱いた上からふんわりと着せ掛けるものです。
この時期からは日差しも強く暑なります、
祝い着を纏うのは僅かの時間‥
後二年たてば三つ参り、費用もかかるし‥
袖を直すのはやめておこう‥と
貧乏くさい事を考えてしまったきものっこ‥‥

 

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しかし、袖口が小さいと二枚重(宮参りの祝う意着は、無地羽二重の無垢の下着を重ねて着るもの)もわかりにくいし、
なにより、誕生したお子が氏子であることを認めてもらい
成長を願うための儀式であるります
人生最初の祝着、ちゃんと手をかけねば!‥と、
宮参り一つ身祝着に戻しました。

 

今回お祝いの赤ちゃんのお母さん、アイちゃん
昨年、受け継いだ振袖を着て成人式をされました。

 

お祝いにいらした二人の叔母さん夫婦、従兄弟、お母さん側のお祖父さん、
お父さん側のお祖父さん、お祖母さん、思い出話に花が咲き
なんて”あったか~い”素晴らしいこの一時でしょう~、
成人式の用意を見守るお身内の中での着付けのお手伝いは
きものっこにとっても最高の喜びでありました。

 

母になったアイちゃん!、成長していく子供さん祝い事を、
自分の時と同じように、皆で温かく見守ってあげられることでしょう。