しみ抜きやさん

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着物は家で洗うことができないのでシミをつけたら
速やかに専門家に頼むのが一番です 
自分でできることは試みますが、失敗してしみ抜きやさんに持っていくと、
「さわらない!」 と注意されます
 
着物の仕事をするようになってたくさんのしみ抜き屋さんに お世話になりました。 
真っ白の大口袴を仕立てていた時、つけたシミは納期間近いで
半べそ状態で駆け込み、急ぎ一番でしていただいたり、
思いもかけぬ小さな汚事で、仕事を中断する事もありました
しみ抜きやさんはきものっこにとっては神様です
 
この10年はこちらの田中準一染色補整さんにお世話になっています
お兄さん(左)、弟さんお二人で京都の真中町屋の職住一体の
京職人さんらしい雰囲気の中でされています
この10年の間で田中さん宅の路地の奥のお宅が駐車場になったり
前の道もこざっぱりしてしまい、きものっこには物足りぬ思い‥
でも、ビルの谷間に並ぶ京町屋でこうして昔ながらの仕事場が
あり、玄関畳間に上がり、狭くて小さい階段を上っていくと広がる
懐かしい空間には、満足  「このままであって欲しい~」と‥
   
  きものっこは田中さんにも危機を助けていただいています 感謝
  泣いてしまった生地の直し方を、惜しまず教えてくださったり~
  忙しい中の色んな質問にも親切に答えてくださいます
 
  揮発の匂いとスプレーの音がいつまでも、この京町屋で続きますように~