八掛(その2)

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以前紹介しました無地の着物の八掛
今日、仕立てあがった姉の紬の八掛にも、想いある布がつきました。
無地の紬は、色違いの二枚目です。
一枚目は同系色の無地の八掛をつけて無難な線で‥

今回は少しだけ、遊んで‥
母の友人のお母さんの羽織を使わせて頂きました。
何回も仕立て替えられたと思う羽織は、
残布も一緒に畳紙の中に納まっていました

軽くて着易かった大島はだいぶ着こんであり、
羽織の内側に隠れる部分に痛みがところどころ‥、
再び使えるか心配していました。

丈夫な部分と残布を染め、こうして一枚の着物が上りました。

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左が染める前、右が後。
写真では殆ど違いがわからないと思いますが
絣部分を着物の地色に近く、全体的に濃くし
明るく前向きな姉の雰囲気に合うはっきりした着物になりました。

僅かな色の違いで、着る人に合うかどうか
変わってしまう八掛、慎重に選びたいものです。