結婚時に自身で選び購入したという由美子さんお気に入りの
辻が花染の附下小紋 お茶会に度々着られていたので 「水色の辻が花の方は~?」とまで「私と言えばこの着物」ご自身で選んだ辻が花染の附下小紋はここまで馴染んでいたようです ~
その着物も焼けが気になる様に~時間をかけてでもいいから 元に近い状態にしてとの 染め直しの依頼がありました
まず縫い代の中の焼けていない色を取り置き 反物の色を抜き(墨描きは薄くなりますが抜けません) そのままの状態でしばらく保管する事に~
辻が花の絞をどうしようかと迷っていましたので 御縁のある伝統工芸士 川本和子先生に相談しました 先生がおっしゃるのには 鹿の子絞りでは墨描きと喧嘩してしまうからと やはりぼうし絞でないと辻が花にならないですね~と
伝統工芸士さんの繋がりで 辻が花染ならば佐々木さんと川本先生に紹介していただき 愛宕さんの麓清滝のお宅に伺いました
辻が花染はそこそこ見てきたつもりですが…
博物館の展示品程の模写作品を間近で拝見させていただけるとは思いもせず 仕事の依頼も後回しになってしまいました
さて 色抜きをしました反物を見ていただくことに~
佐々木さん手にしたと同時に 「懐かしいな これうちでやったっものです~」となんと この着物は里帰りしたようです
2年間も迷っていたので 時間をおいた甲斐がありました
こうして 染め上った着物がこちらです
待ってました 再びの出番ですよ お茶席着物が染め上りました
川本先生 佐々木先生 ありがとうございました