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昨年の秋より不安な日々を送っていました
静岡に住む86歳の父が上顎歯肉癌と診断され、京大付属病院にお世話になることに
初診を済ませ 諸々検査の結果、抗がん剤 放射線治療はできず、
賭けのような選択…癌を切除するか そのままにしておくか~
年齢的に難しいとされるオペ、それよりオペ後耐えられるかという心配を胸に
迷い悩みながらだした父の答えは「生きたい!」と~
手術申請をしながらも不安が付きまとっていたきものっこたちでした
準備のために自宅に帰省した3日後、予想していた日辺りより早く手術日を告げられ、慌ただしく来京、次の日に入院、5日後に8時間にもわたるオペに挑みました

きものっこも全力で父をサポート、しばらくは仕事から離れておりましたが
この日は着物相談を受けにお客様のもとへ~疲れた顔ですね~
父はきものっこの仕立てた作務衣(IRO IRO SAMUEの藤鼠色)を着てくれていました。病院生活には具合良いようです (真ん中)
また、看護研修に2週間来られていたの京大病院看護学校の田口さんと涙のお別の日、術後父もきものっこ家族も頑張ることができたのは彼女のおかげでもあります

術後、食事を摂るまでのは17日かかり、嚥下リハビリも少しずつ始まり、
2017年 新しい年は京大病院で迎えました

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きものっこも2か月の入院経験がありますが…
病棟より外の景色を見るのは何よりの楽しみ 南病棟の一望できる聖護院、比叡山大文字山真如堂 黒谷さん~59日間欠かさず目にしたこの景色~
だいぶ助けられたものです

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術後は大きく切除した上顎と両首のリンパ、痛々しい姿の中に加え
誤嚥性肺炎を発症、高齢の父には耐えられるか不安しかないものでした
それでも、京大附属病院、耳鼻咽喉科の主治医北村先生、担当医 山口先生、
看護師の皆様のお力、親戚のものや友人のたちの思いを受けて、少しずつ回復、
3か月の入院と覚悟していましたが予定より1か月今日、退院できました
京大付属病院 南病棟を前に様々な思いで正面玄関に向かいました
昨日の画像ですがここ数日、父の退院を祝ってくれるようなきれいな青空~

皆さま ありがとうございました