お気に入りの紬の八寸名古屋帯、ずいぶん太ってしまったので
腹柄が合わない上、太鼓もつくりにくい~と
嘆いていました持ち主の米子さん
思い切って切ることを提案しました
終う時にけっこう邪魔になる紐、これを付けずに
短くてもかさとられぬよう~
太鼓折り返し部分(二重になっている部分)と胴を地の目に沿って
切り、二部にしました
胴の手先部分Aを切りbにつけます
(黄色い線は太鼓部分と切り離したところです)
b部分拡大 矢印部分が継ぎ目
a、矢印は太鼓部分の継ぎ目、胴の帯丈を少しでも長くとりたいので、
裏を表に折り返し継いでいます
枕位置の下部分、背中に隠れるところです
お腹周りは100㎝ 手先、切ったところを背に当て一巻き 二巻きします
背後ろまで回して 太鼓で隠れる辺りの下線を太鼓クリップ、
または文房具ダブルクリップで とめておくと安心
ない場合は洗濯バサミか仮紐をして、後でとる
(手先を継いだ矢印部分は太鼓の内に隠れます)
手先をつけた部分を前で仮止めします 望みの太鼓の位置に枕を当て背中につけます
太鼓の大きさを決め形をつくります
仮止めした手先を外して 太鼓の中に通して帯締めをします
太鼓が四角くなるのがいやという方は枕の下で帯の両端を摘んでおくといいです
作り帯の収納に困っていました米子さん、場所もとらないし、太鼓の形も楽しめるし
長さも足りて、この秋、大好きな緑の帯をしめることができます