熨し文様の留袖、少し古いものです。部分部分金駒刺繍がとれいたので
直しと比翼の替え、袖丈直しのご依頼でした。
留袖を解き、洗い張り、刺繍直し、染色補整、仕立て、11月にかかり、
1月初めに上げ、綺麗に蘇りました。宝箱を開けた時のような喜びです
もちろん、比翼は前身、前おくみ、袖、見えるところだけつけて‥
古い留袖の復活、早速納めました翌日、お召しになられたようです
金駒刺繍は一部だけ替えるというわけにいきませんので、刺繍部分全てを
し直す事に‥
刺繍はきものっこと同じ町内の京縫いながき 伝統工芸士稲垣先生
にお願いしました。
女性三代で受け継がれている京縫 いながき 三代目、稲垣慶美さんの
凛としたお姿は 、京女の力強さを感じます