一巻き二部式帯

 
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手軽に太鼓帯を締めたいと思うと、やっぱり二部式だ
呪術的な意をもつ帯に鋏を入れることができないなら
もともと切ってある帯を織ればいいことだ‥
でも、商品としては定着しない~なぜなんだろう
 
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名古屋帯にするには生地の足りないイカット、一巻きめ部分を省き、
一部(朱の部分)の生地を補充して作った一巻きだけの二部式帯
一巻きめの色や、斜めにずらし締める楽しみ方はできないが‥
 
作り帯は収納するのに場所をとるし、太鼓の大きさも変えられない
この二部式は、太鼓部分一枚と紐無し胴部分一本、枕と帯締めで留め、
締めつけ感がなく、着物と同じように仕舞えるのがいい
 
クリップを使い、太鼓をセットしておけば、時間のないときにはもってこい
締めるのに物足りない時は長めの帯板や、前結び用の帯板を使うといい
 
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一巻き帯なら、生地も、手間も少なく、出来上がりを気にしなかったら
誰にでも作れそうなコストダウンのエコ帯
    
この二本の帯は、薄く真綿を敷いてボリュウムをつけているので
柔らかくて、太鼓の表情もつけ易く、絣の着物をおしゃれに着るのに
欠かせぬ帯となっています