箪笥の中の着物を着る!

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きものっこ位の世代までは、結婚の仕度の中に着物一式がありました。

冠婚葬祭に参列するための衣装として、安価ではない着物や帯を
親は結婚後の生活に困らぬようにと、用意してくれたのです。
(食料と物々交換や質草になったりは、以前の事。)

しかし 殆どの女性が"しつけ"をつけたまま、
着る事ない着物を、箪笥に眠らせていました。

最近の着物ブームで、興味ついた女性は、親の選んだ着物が好みに
合えば、これらに袖を通しますが、気に入らないとそのまま‥
 
友人の愛ちゃんは、お正月には着物!
と今年初めての勉強会に、着物を着てきました。

何十年前の成人式に着た振袖の袖を結婚時に詰め
そのままにしていた着物、今日は役目を果たします。
道行コートも、帯、小物も、結婚の時のお仕度です。

愛ちゃんのように、着物や帯が地味目のものですと
こうして何十年たっても着物は着られます。
また、顔立ちや雰囲気に合えば
若い頃の着物も小物を変えても着られます。

きものっこの羽織は前居の二件隣に住んでいた谷口さんに頂いた物
入院していたところから転院して、会えなくなっている谷口さん
「どうしているのかしら?」と‥

帯は、母の友人のお母さんの帯を細帯に‥
帯留めは、さかいまゆこさん笠松

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着物も自分で着、髪も自分で結い、今日は気合の入った愛ちゃん!

帯枕を外して角だしの角を熨しにて太鼓から少しだけ覗かせ‥

愛ちゃんの箪笥の中にも、着てない着物がまだあるようです。
帰りの彼女の嬉しい一言、

「今年は、着物を着よう!」