衿比翼だけの留袖

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裾模様の加工や比翼がついていることで黒留袖は重い!

励まされて!で紹介しました武ちゃん、
自分で縫った留袖を着て義甥っ子さんの結婚式に出かけました。

普段、ジャージとTシャツ姿の彼女にとって、着物に帯でご馳走を頂くのはたまらなく不安!
そして、虚弱体質(写真ではそうみえないが心臓が弱いのです)
であるため身体に負担のかかる物は苦手! 

そんなわけで、衿比翼だけの留袖に仕立て、ちょっと足りないけれど礼服です。
今の留袖は比翼仕立てがほとんどです。
昔は、本重ねといって白の下着と留袖の二枚を重ねる着方でした。
きものっこがホテルで婚礼の仕事をしていた15年前、時々、持込の留袖がこれで
前もっての準備の綴じをしないと着付けがたいへんだったのを覚えています。

時代とともに婚礼の形態も変わったのに
留袖は比翼仕立てになってから変化していない。
それだけ着る人が少なくなったというわけです

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着付けていると苦しい~とうるさい事。
武ちゃんの腰紐はゆるゆる、コーリンベルト2本。
伊達締めなしの補整なしの帯はゆるゆるになりました。

この日は夜12時まで着ていたそうですが、
慣れぬ着物、軽く、緩く、楽に着ていても、やはり
しばらく疲れが抜けないようでした。