普段着の裄は短め

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きものっこの裄は,今の標準着物寸法の計り方によりますと1尺8寸ぐらいあります。
身体から45度手を上げ、背中心からから手首のぐりぐりまで計るのが今。
身体から90度手を上げ、同じように計るのが以前の寸法。

実際は1尺7寸5分。手のぐりぐりより1寸(4㎝位)上までの裄にしています。(赤丸部分)
この着物は綿なので、より短く見えますが、普段はこれくらいがベスト。

袖を引っ掛けぬように、着物の汚れを防ぐために、実用的面を最優先

手、足が長くなった現代人、そして、フォーマルでしか着られなくなった着物
裄は長めの袖にせざるおえなくなってしまったようです。

昔着物ブームで、裄短めの着物ををそのまま着る。
短い袖をカバーするのにレース袖をつけたり、ブレスレットをしたり
昔着物ファッションは自由に表現されています。

そんな着物を着慣れた女性たちも、新調する時には、
着付け教室やお店の方に勧められるのか裄は、
好みに関係なく長めにする方が多いような気がします。

生活や好み、多方面からもっと着物寸法を考えてもいいのではないでしょうか!