帯を暖簾に‥

 

これらが運ばれてくる前に友人の御実家で
文化人であったお母様の思い出話を聞きながら、
着物と帯の整理、選別をしました。

 

さすがにきものっこもこの数の多さにため息。
一枚一枚、どのようにするか、頭をひねりました。

 

三女の良ちゃんが着物好き、好みの物や価値のある物は彼女用に‥
一度も締めてない麻の夏帯が数本あり、その中の三本を暖簾にして
お一人になられたお父様の住まいに、掛けるよう提案。

 

大切な帯をほどす事には抵抗感があったもの、
今年の夏に締められる予定だった夏帯が、風を通し、皆に触れられ
お母様の想いを少し形を変えて伝え、皆さんを見守られることと
思い切って鋏を入れました。                                       

 

麻に藍の蝶々の柄、腹部分が横柄ですが、なんとも涼しげな暖簾になりました。
 
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個性的な帯でしたが、全体に柄が入り、おしゃれな暖簾に‥

 

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お母様のセンスの良さがうかがうことができる帯をモダンな暖簾に‥

 

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