夏、 着物は暑い!

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春の終わりに 着物ファンは、憧れの夏大島、
明石縮、夏塩沢、絽や紗やと着物姿をワクワク思い
呉服屋さんを巡り歩くようです。たいへん素敵な事なんですが、
いざ この暑い夏がやってくると着る気にならない!
汗は噴出すように出るし、後の事も心配になってきて 
袖を通してない方もいらしゃいます。

もっこの場合 夏は基本的には普段には着ません!
少し改まった席や凶事に、暑いのを我慢して化繊の着物を着ています。
お客様にもあまり勧めません。秋の装いを準備する楽しみをお伝えしています。

化繊の着物を着る時は、下に麻の半襦袢を着ます。

喪の装いは名古屋帯でお太鼓をしますから、
帯芯を入れると8枚の布を腹にグルグル巻き状態になります。

その上、帯枕と帯揚げ、そして着物におはしょりをするので
下腹辺りは4枚の布、下着分を入れると少なくとも7枚は重なっています。
「あ~恐ろしく暑い~」

できるなら 男物の紋付(写真は五つ紋の麻の着物)のように
麻の着物に五つ紋を入れて着用したいものです。