草履と鼻緒

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15年前に和小物製造屋さんで買った、こむさでもーどの赤い草履です、
小判型が復活しはじめた頃の商品だと思いますが、
半端物でずいぶん安かったのを覚えています
ついていた鼻緒は共レザーにピンクの縮緬、少し細めのものでした
気に入らなかったので、きものっこ風にと四君子さんで男物の鼻緒を買い、
行きつけの下駄屋のおじさんにすげてもらおうとお願いしたら…却下 
「よい鼻緒がついているから、そのままにいておけ!」といわれた
このおじさんはどこへ行くのも下駄、タージ・マハールの大理石の上を下駄で歩いたという英語ペラペラの面白い人、ただ、おしゃれの感覚がきものっこたち女性とは大分違うので、,こんな風にこちらの意見を時々聞いてくれない、頑固者
 
五足の下駄を持ってすげ替えを頼んだ時に、
一足だけさせてもらうよう頼み込み教えてもらう約束をした、
きものっこも話の中に引きこまれ、聞き入ってしまったのが悪かったのか、
昔話や、下駄話、が絶好調~あ!~と思った時は
持って行った5足とも全部ひとりでやってしまっていた
 
仕方なく帰りの電車の中で忘れぬよう今先見ていたすげ替え手順を急いで書きとめ、
道具もパーツも代用 見よう見まねで覚えた鼻緒のすげ替えだ
めったにしないので上手くはないけどそれ以来穴の開いた台は自分でやっている
 
 草履は履いた後しっかり乾燥、手入れは念入りに、常に履かない草履も
 箱の中を時々、覗ていあげないといけない~
 
 このきものっこの赤い草履もこうして偶に、ご機嫌伺いして長くお付き合いしております