優佳良織 (ユーカラ織)

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ホテルのロビーに掛けられていたユーカラ織、砂丘に咲いたハマナス
北海道にはアイヌの素晴らしい文化遺産があるが伝統工芸品というものはない、
昨年の京都で行われた全国伝統工芸展でも地図の中に
北海道は描かれていないなかった
ユーカラ織、これはまだ歴史が浅く伝統工芸品には属さないようだ
ユーカラとはアイヌの人々が伝えてきた叙事詩の事
染織家の木内綾が北海道の織物を作って欲しいとの依頼され
昭和37年に創作した新しい織物である
北海道の美しい自然と風土をモチーフに綿羊の毛を主に、すくい、杉綾    浮き柄 平 綴れなどの技法織られている
 
 
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綴れ織で描かれた湿原の水芭蕉、油絵風なのがユーカラ織りの特徴
木内綾の作品に感銘した棟方志功が「優佳良織」と字を当てたという
 
歴史は浅いかもしれないが、ユーカラ織りはしっかり北海道の工芸品になっている