グサグサに着る (その2)

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きものっこは以前、着付師なるものをしておりました。
婚礼の仕事が殆どでしたが、常に空気を抜いて皺をとり紐をきっちり締める。
身体に綿やタオルを貼るように平らにして補正をしてきせてゆきます。
したがって全ての人が同じ着物姿になってしまいます。
これもちょっと気持ち悪い!

そんなことよりも動けないし 食事が取れない!お人形さん着付けは、
晴の装いといえども無理があります。
普段着や着物で生活しようとしたらたっぷり余裕をつくって着るべきです。
お尻周り 胸元 背中 脇 着物にも優しくなります。

着る人の身体が作り上げる皺や線も 美しいものです。

きものっこのボディー花子さんも二十年近く立ち続けていて
左肩が下がりぎみなのでグサグサに着せてやると楽そう~
きものっこも安心できます。

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きものっこの本名は”しずか”由来は”しづ”という
たいへん賢かった曾祖母から頂いたらしい。

確かにきりっとして賢そう!日本髪を結って 
縞紬らしきをゆったり着ている。多分笠井縞でしょう!

逢った事もない”しづ”おおばあちゃん 
写真に出逢い、きものっこの存在も将来も手に力を入れ拳を
つくってしまう気持ちになりました。